▶深く理解するために、積極的な忘却とは?

私は勉強をしているときに、深く理解するために、積極的に忘れようとすることを意識しています。(注意点はありますが・・・)これはある事を防止するためです。

ヒトは「勘違いする」生き物です。このことを忘れると、試験で大失敗します。試験とは白黒はっきりしており明確です。しっかり理解しているか、していないかです。そのことは試験の採点者はとても理解しています。大多数を採点しているので、あなたがあやふやな解答をすると、彼らは分かっていないと判断して、あなたにNGを出すのです。

よってあなたはしっかり、物事を理解していないといけないのです。どうしたらいいのでしょうか?

理解する為に、分かった振りをしない

分かった振りをしないためには、ある程度時間が経ったときに、再度同じことをしてみればいいのです。そうすればその時に勘違いしていたことが、見える化できます。先生から教えてもらったことを再度試みて、正解がだせればしっかり理解していると言えます。その確認をしていますか?

たとえばですが、あなたは外国に旅行するときに案内人を利用したとしましょう。案内人のおかげで、外国の観光地を楽しめました。では数か月後に、あなたは案内人がいない状況で同じように観光できますか?多くの場合、それはむずかしいのです。

もしあなたが飛行機チケットを購入する経験がない時、かなり苦戦すると思います。高額でもいい人は別なのですが、多くの人はできるだけ安く旅行したいと思っていると思います。いつの時期が安い?どのフライト会社が安いか調べ方分かりますか?申請方法も分かりますか?

また、海外のホテルの予約、現地の観光地に行く交通情報も簡単には分からないです。あなたが案内人にすべて任したので、あなた自身の能力で旅行できたわけでないのです。

当日の試験も同じです。先生が一緒にテストを受けてくれるわけでなく、あなた自身が対応しないといけないのです。だれも助けてくれなく、時間もないですよ?

気づきが多くなり、楽しくなる

間違った思い込みは、学習への障害になります。これをどうやって降伏するといいのでしょうか?

これには、「忘れる」事が一番いいです。そのときの思い込みは、再確認・再検証しないと、間違ったまま進んでしまい、途中の学習でつまづきます。例えば、初めての場所に道案内してもらった数日後に、自分でもう一度行ってみようとします。そうすると、案内されていった景色や道順を忘れていたことを気づきます。さらに自分にとって重要なことを気づかされます。道を曲がる際には、ここの目印が大切なんだなとかです。またこの道は危険なんだな~とか。

この自分で再確認する行為が、学習にはとっても大切です。

忘れるといっても、完全に忘れるとはいっていません。だいたい日数は決まっています。それは私の経験的に2~3日間→1週間→2週間→3週間の間隔で、忘れようとします。その過程で、間違った思い込みをあえて忘れてもらうのです。

私が数学を勉強するときには、この考えを重要視します。数学は特に分かったつもりになりやすい学問ですし、完全に理解していないと試験では解けません。なので、一度挑戦し回答をみて、数日後にもう一度解いて見ることを繰り返しします。そこでの気付きがあなたの宝物になり、絶対に忘れててはいけない内容です、

私の失敗談は、厚めの数学の本を解いて回答を見てました。これを終わらすために数週間かけました。しかしやりっぱなしで試験当時では、何も解けませんでした。本当に馬鹿な方法だったと反省しましたが、いい経験になりました。確かにいろいろの情報の中には、やりっぱなしはいけないとか、厚い参考書はいけないとかのアドバイスがありました。しかし私は分からなかったのです。本当の意味を・・・

本来なら「復習」を重要視して勉強しなくてはいけませんでした。厚い参考書を薦めたいがために分かったつもりで一問一問進めていました。厚い参考書を一通り見れば、どんな問題も網羅できるだろうと・・・

それは違います。大学ででる問題は、本質が分かっていないと解けません。ひとつひとつ問題は表面的なものです。これが浅い理解だと、他の問題が出されるととたんに解けなくなります。

 

ある程度時間が必要

これはある程度時間が必要です。しかしその過程で、習慣が身につけられると思っています。これはとても大切なことです。勉強の習慣というものは、誰にでも身につけられるものではないです。大部分の大人さえも、この習慣を欲しがっています。

先述したように、深く理解するためには「積極的に忘れる」ことが必要だと記述しました。そのためには数日~3週間の間隔を繰りかえして、忘れることが必要です。その期間を利用して、学習の習慣をも身につけててしまいましょう!!!

注意点は、一ヶ月以上(私の場合)の期間をあけてしまうと完全に忘れてしまいます。そうするとイチから再勉強しないといけないです。2~3回くらいでしたらいいのですが、それ以上は時間がもったいないのです。完全に忘れないうちに復習を繰り返しましょう。

 

コメント