【最重要】復習とは・・・ヒトは〇〇な生き物だ? 1/2

私の場合、勉強は苦手ではなく自信があるほうでした。しかし成績がそれに伴っておらず、どうすればいいのか分からなかったです。受験には失敗し続け、諦めず試行錯誤して10年経過して、ようやく本当の復習の大切さを実感しました。遅ればせながら、復習に拘った学習によって、大きな成果がでるようなったのです。

皆さんには、同じ苦しみを味わないように、より早く復習の大切さを実感してもらいたいです。

この復習方法を身につけるということは、それなりの「覚悟」が必要なのです。それは「人である弱さ」を認める事の重要さと、それを「克服するための強固な意志が必要」となるのです。

学習には自身も必要ですが、謙虚さも必要なのです。

その理由は下記です。

ヒトは「忘れる」生き物だから

巷でよく聞くヘミングウェイの「忘却曲線」のお話です。詳しいお話は、他人の説明を参考させてもらうと

勉強に役立つ「エビングハウスの忘却曲線」とは?

人間の記憶のメカニズムを解明した「エビングハウスの忘却曲線」というものがあります。
エビングハウスの忘却曲線は、ドイツの心理学者エビングハウスによる、人間の記憶力に関する実験です。
これによると、人間は覚えたことを1時間後に50%程度忘れ、さらに24時間後には記憶したことの約70%を忘れてしまうといいます。そしてなんと1ヶ月後には記憶内容はほとんどゼロに近い状態にまで下がってしまい、同じことを覚え直すには同等の労力が必要となるのだそうです。
エビングハウスの忘却曲線に見られる記憶力の値にはほとんど個人差がなく、
どんな人であっても同じように忘れていきます。

東京法経学院より

つまり、1か月後には覚えたものがすっかり忘れてしまうとのことです。私もこの経験があります。物理だけを集中し、参考書2冊を終わらせました。参考書はとても分かりやすいので、物理はこれで完璧と思っていました。しかし、ろくに復習もせず1か月間放置したままでいたら、すっかり忘れてしまった覚えがあります。私はこの繰り返しをして、忘れたものを一から覚えることを数年にもわたり行ってていました。(とてもお恥ずかしいです・・・)

今になったら、勉強した二冊を本が擦り切れるくらい大切に、大切に、大切に復習するべきでした。また復習するタイミング(★★★)も、計画して覚えておくこともしています。

方法:(復習するタイミング(★★))

下記が、もう少し分かりやすくした、有名な「エビングハウスの忘却曲線」です。

note : AOI

対策として下記のようないスケジュールの考え方が、あります。

それは、スケジュール(×3回式)です。これは復習するタイミングを、どう繰り返すかを効果的に教えてくれます。

では、具体的には何日あければいいのでしょうか?
これを計算するオススメの方法が、「×3式」です。

×3式とは、
最初の復習間隔を1日とし、正解したら復習間隔を3倍していく方法。不正解なら1日に戻す
という方法です。

・・・

こうすることで、得意な問題は少なめに、苦手な問題は集中的に復習することができます。
一度学んだものは、この復習スケジュールのおかげで二度と忘れることがなくなるのです。

復習の適切なタイミングを計算・管理する方法

*ちなみに×3式のほかに×4、×5などいくつかありますが、どれがいいかはあなた次第だと思います。どれがいいかを確認してもらい合っている物をご利用ください。

 

しかしこれを、最大限利用するためのコツもあります。

このままだと、本当に試験日につかえるのか心配になりませんか?言い換えるとその日のためだけ記憶を維持させないといけなです。

1、1か月以上の間隔をあけると、覚えたものが0になるものがある(計算問題や苦手な単語)

→対策:1か月に1回は、苦手リストの復習する期間を設ける。(テスト直前にも、もちろん確認) (苦手リストの作成方法★★★)

2、多すぎると復習することが大変になる。

→対策:できるだけ厳選させる(厳選方法★★★)

3、スケジュール自体わすれてしまう。

→対策:スマホのトップ画面をスケジュール画面にする?(★★★)


 

これは記憶を最大限に活用するようにできる「集中学習」と「分散学習」をうまく利用しています。

このサイトでは、下記を説明しています。

どのように繰り返すのが適切かについては、実験心理学の分野において繰り返し検証されてきました。
・・・ほとんど確定している事実としては、「集中学習」よりも「分散学習」の方がいいということです。

集中学習とは、できるまでひたすら練習し、できてからもひたすら練習した後は、脳に焼き付いているから大丈夫だろうという方法です。

対して分散学習とは、一回できるようになったら(もしくはできるようになる前に)、あえて時間をおいて再度学習するという方法です。
つまり、一度にまとめて10回やるのが集中学習、1週間ごとに10回やるのが分散学習になります。

集中学習は、その瞬間はできるようになります。そのため、効果が実感しやすいのも集中学習です。
しかし、できるようになるのは、その瞬間だけです。
そこから急速に忘却が始まり、本当に実力を発揮したい頃には、その学習は忘れ去られて使い物になりません。

対して分散学習では、できるようになるまでは時間がかかります。そのため、もどかしい思いを多少します。
その代わり、できてからの記憶がものすごく長持ちします。
・・・この維持とは、もちろん「復習」のことです。

復習の適切なタイミングを計算・管理する方法

私もこの効果を、ものすごく実感しました。今までは勉強しっぱなしできたが、この「×3式」を利用したら下記ができるようになりました。

・理解が深まる

→後日、冷静になって考えられる(★★★)

・分かっていないことが、明確になる

→後日、冷静になって考えられる(★★★)

・復習する大切さを知る

→記憶の曖昧さを認識(★★★)

・復習する習慣が付く

→スケジュールが必要になるので、自然と時間が仲間になる(★★★)

・勉強する習慣がつく

→スケジュールが必要になるので、自然と時間が仲間になる(★★★)

 

私はこの「復習」はメリットしかないと思います。しかもそのメリットは計り知れないくらい強力なものです。細かい復習のテクニックは次回説明しますが、まずは基本的な復習する事の大切さを知ってもらえたらです。

以上が、ヒトの「忘れる」生き物に対する対策です。

次回はより詳しい方法を説明します。

 

 

 

 

 

 

 

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